目薬は、表示期限内に使い切れば大丈夫?

目薬に表示されている期限は、実は開封前の使用期限です。いったん開けてしまった点眼薬は、使い方によっては細菌で汚染されている場合があります。目薬を開封したら使用法を守り、それほど時間がたっていない場合でも、医師又は薬剤師の指示にしたがってすみやかに捨てて下さい。

一回使い切りタイプの目薬は、眼科手術のときや、防腐剤の配合が望ましくない患者さんの為に開発されたものです。人工涙液などと呼ばれて、一回で使い切るように作られています。防腐剤が入っていないので、使った残りをそのままにしておくと、たとえその日のうちでも細菌に汚染される可能性があります。使い残しの目薬は、必ず捨てて下さい。

目が赤い。目薬をさせばなおる?

鏡を見たときに目が赤くなっているいるのを発見し、さっそく目薬をさしたことがありませんか?お風呂上がりやお酒を飲んだときなどには、目に栄養や酸素を運んでいる血管が太くなり、血管を流れる血液の量が多くなって、目が赤くなることがあります。これは目の健康にとって必要なことです。目が赤いからといって安易に目薬を使用するのではなく、症状に応じた使用が大切です。自己判断でむやみに目薬をさすことが、かえって目にとっては良くないこともあります。医師の指示に従い使用しましょう。

目薬をたくさんさせば速く治る?

実は、目薬は1回に1〜2滴させば十分なのです。1度にたくさんさしても効果は変わりません。かえって目からあふれた目薬で、目の周りがかぶれることがあるので注意が必要です。目薬をさすと、目薬が目頭から鼻を通ってのどに流れるため、目薬を多少飲んだ状態になります。目薬の種類によっては口の奥が苦くなったり、全身に副作用を起こす場合もあります。目薬をさす時は、必ず眼科医又は薬剤師の指示を守って下さい。

ドライアイなので市販の目薬を何回も点眼して大丈夫?

目が乾きやすい人が、一日に何回も市販の目薬をさすことは、かえって目には良くありません。ドライアイの原因は、涙の量が減り、涙の成分が変化することにあります。そのために、目が乾いたり、角膜や結膜に障害をもたらします。涙には色々な成分が含まれていて、市販の目薬を点眼しすぎると、大切な涙の成分も洗い流されてしまうのです。市販の目薬の多くは、防腐剤が入っており、症状が悪化することがあるので注意が必要です。目が乾きやすいと感じたら、まず眼科を受診し、医師の指示に従って下さい。

処方された目薬は、だれが使ってもいいの?

「この目薬、とっても良くきくわよ!あなたも使ってみたら」こんな会話を耳にしますが、処方された目薬を他人が使うのは、大変危険なことです。眼科医は、患者さんの全身状態、病気の種類や症状の程度に応じて、薬を処方しています。自分にきくからといって、ほかの人にきくとはかぎりません。むしろ症状を悪化させることもあります。眼科医から処方された目薬は、その人専用です。貸し借りは絶対しないで下さい。

目薬は冷蔵庫に入れておくと長持ちするし、さし心地が良い?

医療用の目薬は、温度指定や保存条件が書かれているものもあるので注意が必要です。目薬を冷蔵庫に入れておくと成分の分解を抑え、変質を防いでくれるという安心感がありますが、反対に長期間入れておくと、成分が結晶化したり、細菌が繁殖したり変質していることもあります。目薬に表示されている使用期限は、開封前の使用期限なので、保管方法や使用期限については、医師又は薬剤師の指示を守ることが大切です。目薬を冷やすとさし心地が良く、確実に目に入ったこともわかります。しかし、炎症がある場合や、ドライアイがあると、冷やすことで目への刺激になることもあるので注意が必要です。

2種類の目薬、続けて点眼しても効果は同じ?

眼科で2種類以上の目薬を処方されることがしばしばあります。間隔をあけてさすのも面倒なので、続けて点眼する人がいますが、実はこの方法では、せっかくの目薬の効果が低下します。目薬を1滴さすと、ほぼ目の中は満タン状態になります。そこへ続けてさすと、最初の液は、後の液に洗い流されてしまいます。2種類以上の目薬をさす時は、5分程度の間隔をあけてさすのが効果的です。

夜寝る時、目薬をさしてはダメ?

昔の目薬は、今と違い「収斂剤」という薬が使われていました。この薬は、寝る時にさすと、寝ている間に組織を引きしめて、傷や炎症を固定してしまい、他の薬が効きにくくなります。今では、この種類の薬は製造されていないので、心配はいりません。目薬のさし方は、症状によりさまざまです。医師の指示を守ることが大切です。

目薬をさしたら、まばたきをするとよい?

目薬をさしたあとに、パチパチとまばたきをする人がいます。まばたきをすると、薬が目の全体に行き渡るように思えるためだと思われますが、まばたきをすると涙は目を潤すと同時に、目から鼻へと流れ でてしまいます。目薬をさしてすぐにまばたきをすると、薬が涙と一緒に目から流れ出てしまい、効き目が下がってしまいます。目薬をさしたら、しばらくは目をつぶって、目頭を押さえているのが効果的です。

目薬は、まぶたに近づけてさすと確実?

目薬がうまく入らないと、つい、まぶたに近づけてさしていませんか?目薬の容器の先が、まぶたやまつげに触れると、めやにや細菌が目薬の中へ混入してしまいます。目薬の容器の先は、指で触れたり、まぶたやまつげに付けるのは禁物です。目に触れないようなさし方を心掛けて下さい。

しみる目薬は、目に良くない?

目にしみる目薬は、「目に良くない」と考えていませんか?同じ目薬を使っても、しみる人もいれば、しみない人もいます。目の炎症や体調など、目薬を使う状態によっても、違ってきます。しみる目薬 が良い、悪いと、いちがいに言うことはできません。ただし、目に疾患のある人で、点眼後の痛みがひどい場合には、医師に相談して下さい。

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